今日は、はてなブログのお題「自立」について考えてみます。
そもそも自立とは
自立という言葉を辞書で調べてみると「自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと」とありました。
つまり、人を頼りにすることなく自分自身の力で生活し、自分で行動を決めて生きていく、ということになります。
私の周囲に、離婚調停中で仕事もやめ、実家に入り浸って親のスネをかじっている人がいます。
この方の場合は「自立している」とは言えないでしょう。
自立と言っても色々な自立がありますが、
☑経済的自立
☑日常生活での自立
☑自分で物事を決める自立
これら3つをすべて自分でできるようになって、初めて自立した、ということができる気がします。
経済的自立
人間にとって一番大切なことが経済的自立のように思います。
生活をしていくうえで、なくてはならないのがお金。
これがなくては、ご飯も食べられないし住む場所も借りることができません。
いつもでも親のお金をあてにしているのは、経済的自立とは言うことができません。
だって、そのお金は親が増やしたお金であって、本人の実力で獲得したものではないからです。
人のもので生活しているということですからね。
私の周囲に、年齢は40歳で親のすねかじりがいますが、年齢的にも人の言う事を聞くような年齢ではないし、にもかかわらず仕事には出ないし…では、親は不幸だとしか言いようがありません。
生活的自立
自分の身の回りのことは自分でする。
これはみんなが子供のころからしつけられてきたことだと思います。
大人になってもなにもできない…ってのはちょっと恥ずかしいかもしれませんね。
ただ、家事は外注ができます。
例えば食材宅配サービスでスーパーへ買い物へ行くのをやめることもできますし、家事代行サービスで掃除や食事作り、洗濯などを変わってもらうことができます。
今では子育てさえも代行してくれる「ベビーシッターサービス」は、ずいぶんとお値段がリーズナブルになりました。
もしお金の余裕があるのであれば、こういった選択肢も増えてきます。
なにはともあれ、これらのサービスを受けるためにはお金が必要です。
まずは経済的自立が最優先です。
自分で物事を決める自立
私の親戚に、これまた良い年をしてしょっちゅう実家に帰り、「私がこうなったのは親のせいだ」「親がこうしてくれなかったから私が今、こんなに苦しんでいる」と嘆いている女性がいます。
昔はとても美しい方で、立っているだけでも男性にもてるので、ずっと周りからチヤホヤされていました。それはご両親も同じく、過保護に育ててきたんでしょう。
本人も自分の美しさを自覚していたようで、心はなにも成長しないまま、自分で磨こうとしないまま育ってきました。
20代まではそれでもよかったでしょう。
問題は30代から。
だんだんと美貌も衰えだし、顔だけで営業成績が上がることは減ってきました。
いままで自分の中身を磨く訓練をしてこなかったんですよね。だから、苦境に立たされた時の突破口を見つけられないわけです。
そしてついに40代になり、昔の美しさもすっかり衰え、仕事もできなくなってこのありさまです。
彼女の場合、すべて人のせいにすることで自我を保っている状況ですが、これではいつまでたっても今のまま。
本当は、自分で決めて進んできた道だという事を分かっていないのです。だからここから先の道も自分で描けない。
これからの人生を変えるには、まず自分が決断をすること。
人のせいにしないで、自分は一体どうしたらこれから満足する人生を歩めるようになるのかを、自分で決めて行動に移していくしかないのです。
まとめ
私は大学進学と同時に親元を離れました。
田舎者で近所に大学がなかったのが、今では幸いだったと思います。
今、私が住んでいる場所は都会。
石を投げれば大学に当たる、ではないですが、かなり多いのです。
実家から通っている学生さんも多いでしょう。
私の子どもたちに自立を教えるためには、やっぱり親元から離れるのは早い時期のほうがいい気がしています。そのきっかけは大学かなと。
今日の「自立」に関するお題で、今後の子育てについて考えさせられました。
良いきっかけを与えてくださって、ありがとうございました。